「おはよ、ミオちゃん」
「……現在の時刻、17時28分41秒。おはようは不適切な挨拶だよ」
「ふふ、いいの。目が覚めたらいつの時間だって“おはよう”なの!」
「ふーん。そうなんだ。データに上書きしとくよ」
起動したミオちゃんと一緒にキッチンへ向かいながらおしゃべり。
「それより、リリカ。また僕のこと強制終了させたでしょ」
「だってミオちゃんが変なプログラム発動させるから…」
「べつにあれが発動しなくても、僕は性格設定上サディスティックだよ。特に、リリカに対してはね」
キッチンにて冷蔵庫をあさるミオちゃん。
毎日、私と一緒にご飯を作ってくれる。
こういうとこは優しいんだよね…。
「そうだ。今日の話し合い、どこに行くか決まったの?」



