後はこの結果をレポートに纏めて対策局長に提出すれば、ゾロターンカスタムの量産化も夢ではない。

怪異駆逐対策局の隊員全員が、この砲を装備すれば。

確かに相当なトレーニングを積まなければこの超重量火器を個人携行する事は難しいが、それでも部隊の強化に繋がる。

「人間を嘗めるなよってんだ、化け物!」

セシルが握り拳を作って叫ぶ。

「おぉいいねセシル兵曹長!」

「頼もしいじゃねぇか!」

「よっ!男前!」

「誰だ!女の私に男前なんて言った奴は!」

セシルを中心に、怪異駆逐対策局の仲間達は笑い合った。