昼の空は高く澄んでいた。

入道雲かな?

もう、少しで夏だな…。



キーンコーンカーンコーン…

5限目を知らせるチャイムが鳴った


「そろそろ行くか」

サボりたいけど、今日は運悪く
数学だからな。

あの鬼教師が。


俺は、要の飲んだイチゴミルクのパックを置いて屋上から去った。