「!」 私の頭に軽い衝撃が走った。 そして、後ろを勢いよく振り返った。 そこには、薄い教科書を持った高身長の 男がいた。 「コラ、みつ。朝からイチャついちゃつくなよ。後、今日待ち合わせに遅刻したろ。心配かけさせといて…。」 彼は、笹井風舞。まりの幼馴染で、親友 の1人。彼は私をみつと呼ぶ。 「ごめん。携帯忘れれて、連絡できなかったんだ」 「まぁ、みつが無事だったから、いっか」