あれから色々検査してやっと終わりました
長かった…
ドクターがお母さんを呼ぶから待合室で待っておけって言われたから
待っていると…
「みーつーばーーー!!」
みんなが振り向くような大声で私に駆け寄ってきた人が居た
それは言わずと知れた湊くん
本当にバカだよ
看護師さん思いっきり睨んでたからね…
「なんでここに??」
「だって検査って言ってたから!!
結果は?結果はどうだった?」
なんか…犬みたい
すごい嬉しいな…
こうやって駆けつけてきてくれて
心配してくれる人が居て幸せ
「まだ聞いてないよ
今お母さん待ってるの」
「なんだーーー!!!
クローバー見つけて持ってきたんだよ!」
そう言ってクローバーを差し出してきた湊くん
「ありがとう♪」
「おう!
これ探してたら夕方になってた!」
「え…??」
なんか今の言い方
「学校行ってないの?」
「行ってない!
だってみつばのためにクローバー見つけたかったからさ」
うわ…めっちゃくちゃ嬉しい!!
何でこんなに優しくて素敵なんだろう…
「ゲホゲホ…」
「みつば」
しんどいなぁ
クローバーにお願いしたら叶うのかな…?
「大丈夫」
「うん」
湊くんは手を繋いでくれる
落ち着く手、落ち着く湊くんの存在



