「私は別に…湊くんならいいって思ってる」











自分でも大胆なこと言ったと思う




でもなんか嫌だったんだもん…

恋人なら別に普通のことじゃないの…?







私が真剣にそう言うと
湊くんは少し驚いた顔をしたけど、にっこり笑ってくれた











「そーだなー
俺もみつばならウェルカム!」





「ウェルカムって…」











流石にそれは遠慮。

とか言って笑ってみる





湊くんといると本当に楽しいし飽きない







二人で話していると、四葉と芽命が話しているのが目に入った











「へー!じゃあ四葉くん生徒会長なんだ!」





「そうなんです
高校で芽命ちゃんもしたらいいのに」





「えー!四葉くんが言うならしてみようかな…」











ん???


なんだろ?こんなに二人仲良かったっけ?

って四葉のこんな顔初めて見た



すごい笑顔だし、少し顔赤い…?











「おーいみつば!俺の話聞いてないだろ〜」











私がすっかり四葉達の話に聞き入っていると
湊くんが少しムーっとしながら顔をのぞき込んできた






か、可愛い顔…




前に普通の顔って言ったけど
意外と近くで見たらかっこいいかも…



これ性格が普通だったら絶対モテるよ…











「ご、ごめん…四葉と芽命がこんなに仲良かったかな?って思って」











私が目線を二人に移すと、湊くんも移す











「みつば、あれは絶対に…恋だ」





「恋?」











ま、まさか〜


四葉はこれまでそんなこと全然なかったのに…





もうそんな色気付く年になってしまったのか