それから数日後



私が一人でご飯を食べていると…











「おー、今日は一人なんだなー」











そう言って永豊くんが現れた



本当に関わらないでほしい




私が無視を決め込んでいると
箸をとってきた











「無視しちゃダメだって習わなかったのか?
少しは話してくれてもいいだろー」





「むり」











私は永豊くんから箸をパッと取って
また黙々と食べる











「なーなー、手嶋のどこがいいんだ?
あいつただの変人じゃん」











無視











「君レベルの顔ならもっといい奴いるだろうに」











無視











「なーなー無視するなよー
いつも手嶋とか芽命がいて話せないんだよ」











知らないし

私は話したくない











「みつばー、話してよー」











は?みつば?












「気安く名前で呼ばないで!!
本当にしつこい!邪魔!
早く自分の教室に行って!!」











私が睨みながら怒ると
何が面白かったのか、ニヤーと笑う











「かーわいー
なんで男嫌いなんだー?」





「早くどこか行って」





「そんなツンツンするなよー」










うざいなぁ…





私は構うのが面倒になって
立ち上がり永豊くんを置いて廊下に出る