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あれは小学校2年の時



四葉は1年だった






ちょうどその時に父親があんな事をやらかして
母と離婚をした





私は幼いながらあんな事をした父を許せなくて
男なんてって思ったんだ…







だから四葉も嫌で嫌で仕方なくて
くっついてくる四葉に冷たくした











「姉ちゃん!姉ちゃん!」





「ついてこないで!!」











買い物をしている時
四葉について来てほしくなくて私は突き飛ばして四葉を置いたまま家に帰った








でも、何時までたっても四葉は帰ってこなくて
だんだん不安になっていく





お母さんも探しに行って家に一人で
不安で不安で仕方なかった











ピンポーン







私が半泣きでお母さんと四葉の帰りを待っていると
インターホンが鳴った











「よ、四葉?!」











相手が誰かなんて確認もせずにドアを開けると
四葉が一人で立っていた






それも服には汚れがいっぱい付いた状態で











「ど、どうしたの…」











私が聞くと四葉は泣きそうにニコッと笑った