「お〜!みつブァ」











湊くんが、私の名前を呼ぼうとした瞬間



私の体が湊くんの胸に飛び込んだ





少しよろつきながらもしっかりと抱き締めてくれたけど、すぐに二人とも倒れてしまう











「ま、まさか飛び降りるとは…」





「だって湊くんが来いって言ったじゃんっ!」











少し怖かったけど
ちゃんと受け止めてくれるって信じたから



だから飛び降りれたんだよ






二人で倒れたままフフッと笑い合う





そして突然ギュッと力強く抱きしめられる











「みつば、好き」











耳元で囁かれたその言葉は
とても甘く、優しい響きだった











「湊くん好き!」





「大好きみつば!」





「大ッ嫌い湊くん」





「うわ、そういうやつなっ」











そしてまたフフッと笑い合う





笑い合うと同時に花火が遠くの方で
バーンと打ち上がった





私幸せです



湊くん…私、私湊くんならいいんだよ♪