2人で廊下を歩きながら喋る
「手嶋くん、恋ってどんな感じなの?」
「はぁ?!
如月恋でもしたの?」
「いや…どんなのだろうと思って…」
別に恋したことないわけじゃない
でも保育園の時で、それからずっと男が嫌いだから恋なんて忘れてしまった
どんな感情だったかな?
私が真剣に悩んでいるのを見て
手嶋くんはフムフムとうなずく
「恋は〜
ふぁーーってなる!」
「はい?」
ふぁーーっ??
わけがわからない
「やっぱ手嶋くんに聞いたのが悪かった」
「嘘嘘!ごめん!
だって言って如月に好きな人とかできたら嫌だもん」
「え??」
なにそれ…
心臓爆発しそうなくらい高鳴ってるんだけど…
「じゃあさ、その人と一緒にいるのは平気で
とても楽しくて、ドキドキするのってなんなの?」
この気持ちの正体が知りたい
私が聞くと手嶋くんは驚いた顔になる
「なんだ!!そんなのがいるのか!!
誰だよっおしえろーーー」
え!?急に何?!