この空気の読めない飄々とした声は…
「手嶋くん!」
手嶋くんは真顔で立っていた
なんだかすごく怖いかも…
「手嶋じゃーん」
「手嶋デース」
少しふざけたように言って
私達の元へ歩いてくると
「暑いねーーー」
そう言いながら
女の子二人に水をぶっかけた
そりゃもう容赦なく
「早く散れ!クソが」
プラス暴言を吐いて、
さすがに女の子達もびっくりしたのだろう
急いで立ち去って行った
「て、手嶋くん…」
手嶋くんの怒った姿初めて見た
とても怖いし
まずもって水かける必要があった?
「如月!
クローバー捨てられたから腹たった!」
振り向いた手嶋くんの笑顔は
キラキラ輝いていて
すごく…ドキドキした