「嫌がらせじゃないやい!
喜ばせるためにしたんだけど?」





「これは一見嫌がらせにしか見えないよ」











でもなんでだろう?



手嶋くんがくれたものだってわかった瞬間
このクローバーが輝いて見える




とてもとても大切な物の気がする











「嬉しい♪」











私がニッコリ笑って言うと
手嶋くんは顔が赤くなった





どうしたんだろう?











「喜んでもらえてよかった!
じゃあ明日から毎日するな」





「毎日!?」











そんなにいっぱい見つかるのだろうか?











「心配御無用!
昨日までにいっぱい見つけてたから」











あぁ…そう言えば言ってたね











「ありがとう♪」





「おう!じゃー」











短くそう言って手嶋くんは教室から出て行った





私はクローバーを手にとってみる











「ふふ♪」











なんだか幸せな気持ちになれる♪