翌日
学校に行くと、机の上にクローバーが置かれていた
何これイジメ?
私がムッとしていると芽命が肩をポンッと叩く
「久しぶりみつば♪」
「久しぶり♪」
芽命はちょくちょくお見舞いに来てくれていたからそんなに久しぶり感はないけどね♪
「何これ?」
ふと、芽命が私の机の上のクローバーを見る
「それがわからなくて…
私が来た時には置いてあった」
「うわ〜なんかそれ不気味…」
2人で怪訝な顔でクローバーを見ていると
空気の読めない一際明るい声が教室に響いた
「きーさーらーぎ!
昨日ぶり〜クローバー喜んでくれた?」
「「え?」」
クラスの人の目なんて気にせず
ずかずか教室に入ってきた手嶋くん
一応確認しておくけど
手嶋くんは違うクラスだよ?
それを自分のクラスかのように振舞うなんて
さすが、変人
────って、そうじゃなくて!
「もしかしてこの嫌がらせ
手嶋くんがしたの?」
私が尋ねると、手嶋くんは少しムッとする