「今まで姉ちゃんどんなに話しかけられても無視してたのに、手嶋先輩とは話してる」











今までの人はね…そうだった



でも手嶋くんは話してもいいかな?なんて思ったんだもん




それがなんでかは分からないけど…











「ほほぉ〜、俺は特別ってこと?」











四葉の言葉を聞いて
手嶋くんはニヤニヤと笑う






この人はすぐニヤけるな〜











「特別…?
他の男の人よりは特別かも…」











話してても気持ち悪くないし

背中さすってくれた時も嫌じゃなかった




だから特別かな?












「な、如月…」











ふと、手嶋くんを見ると
顔を真っ赤にしている





どうしたんだろう?











「お前可愛すぎだろ」





「なっ!!」











手嶋くんのせいで自分まで顔が真っ赤になるのがわかる




恥ずかしい…

けど、嬉しいかも…?







私たちが照れ合っていると
四葉が立ち上がる