桜が一番綺麗なのはここだろうってことで

お花見の名所の公園に来ました!





その公園に入った瞬間夢の世界に来たような感覚になった






桜がヒラヒラと散りながらも

木にはまだいっぱい花が咲いていて


なんとも言えない切ないような感情にもなってきた











「すごいっっっ!!
きれいーっ♪」











あまりの綺麗さに
体調の悪い体の癖にくるくるとその場で回ってしまう





きれい♪



ここに来れてよかったな〜♪











「ほんと綺麗だな〜」





「私今思ったけどみつばって桜似合うよね♪」





「クローバーなのになー」











そう言って笑う芽命と冬織くん




失礼な〜
クローバーでも桜は似合うんですー











「儚く散っていくのにも関わらず
とても美しくみんなを笑顔にしてくれる桜」





「え??」











いきなり真面目な顔でそう呟いた湊くん




その顔はどこか寂しげ











「私は桜みたいにみんなを笑顔にしてあげられてるかな?」











儚く散っていくのにも関わらずみんなを笑顔にしてくれる桜みたいに

私もみんなを笑顔にしたい





それがたった残り少ない命だとしても
桜のように綺麗なら


それは私の本望だなぁ…なんてね











「みーつーばー
何か食い物買いに行こっ」





「え?」





「いいからいいから〜」











そう言って湊くんは芽命と冬織くんを置いて
私の手を引きどんどん進んでいく





ふ、二人に言わなくていいのーーー!?