そして待ちに待ったクリスマス
今日はより一層具合が悪い気がする
体はだるいし咳は出る
でも湊くんがプレゼントで来てくれるからいいんだもんね♪
ちゃんと湊くんとお揃いの帽子を被る
私がぼーっと待っていると
病室のドアが開いた
「みつば♪きたよ〜っ!」
そう言って現れたのは芽命と冬織くんと四葉
お母さんはさっき来てドクターと話があるって出て行ってしまった
って、湊くんがいないよ…?
「来てくれてありがとう」
「いいってー!
そんなことより体調どう?」
気遣わしげに芽命が私の顔をのぞき込んでくる
「大丈夫だよ
クリスマス楽しもうね♪」
「うんっ♪」
大丈夫大丈夫
きっと湊くん後から来てくれるはず…
「みつば、お前にプレゼント持ってきた」
「俺たち3人から姉ちゃんへのプレゼント」
冬織くんと四葉がそう言ったにも関わらず
二人とも病室から出て行ってしまった
「な、なんなの…?」
「そのうちわかるよ♪」
「わかる…のかなぁ」
芽命は知ってるみたいだし
なんか変な感じ



