「瞬は、すごいよな サッカーは将来期待されるレベルだし 頭はいいし、顔もいい」 「そんなことねーよ 幸樹も上手いじゃん」 俺ほどじゃないけど。 心のどこかでそう付け足して、心のどこかが見下すように笑う。 幸樹は1番の親友なのに。だ。 「謙遜すんなよ 俺は、2番目とか言われてるけど、 瞬に追いつくとか絶対無理」 まだ、グラウンドが見える。 他の部活も所々全国出場した所がある。 片付けが終わってない野球部を見ながら、幸樹の話を右から左に流していた。