とりあえず、9月は午後だけの登校になり、教室に入ると、クラスメイトの視線が突き刺さった。 「瞬、大丈夫なのかよ…」 クラスメイトの言葉に、心底苛ついた。 去年までは、大会のこととか、俺のこと好きな子がいるとか、浮いた話ばっかだったのに。 車椅子にのってる状態で大丈夫なわけがない。 同情の言葉なんていらない。 「まあ、サッカーはもうできないけど、平気」 少しだけ、そっけない返事になった。