紙飛行機にのせて…

慎也の本音だ。

「そっか。けどさ、あーゆう集団…苦手でしょ?」

隣の女の子を無視して、スマホを見た。



「え、ちょっと!無視⁉︎」

着信履歴を見ると、くそおやじが4つあった。


「ごめん、ちょっと電話してくる…」

慎也は、電話が出来る場所に移動した。


3回のコールの後、繋がった。

「慎也か。やっと出たな。」

「何なの?」
話したくないのだ。父親とは…


「慎也…琴美ちゃんと…「またその話?嫌だね。」

ブツリと切った。

毎日、病院に行かなくなってから、話をすると琴美が出てくる。


また電源を落として、みんなのいるところに戻った…


「都月!」

「電話してた。」

「ふーん。なぁ、都月!」
「…?」


***

「…」

「食べようぜ!」
古住は、テンションが高かった。


今いるのはファミレス。