「え?い、良いのかよ⁉︎」

「うん。ま、付き添いが必要だけどね。念には念をね♪あ、そうだなぁ…」


今いるメンバーを、ジーっと政人は一瞥した。

「んー…そうだなぁ…よし!」


ポンと、慎也の両肩に手をおき、
「宜しくな♪」
と、言った。

「は、俺⁉︎」
政人の手を払いのける。

「土曜日は、特にないだろ?部活とか…」

「た、確かにねぇけど…」


「あ、それと、田辺もな。俺は忙しいしからな!これ、上司命令な。田辺。」
そう言って、政人は出て行った。



「上司命令って…すみません…」
なんとはなし、紗子に謝った。


「何で謝るのかしら?」

「いや、その…」

琴美が慎也の袖をくいくいと引っ張ってきた。