言いたいことを言えた時

拓篤先輩のことを好きと気付いて何日かたった日に学校から帰るとケータイの通知が鳴っていた。相手は…拓磨先輩だった。私はどうしようか迷ったけど、やっぱり好きなのには変わらないから、ケータイを開いてしまった。この行為が私の悲しみの始まりだったのに…。


『真愛沙‼︎お前なんで最近連絡くれないわけぇー(。-_-。)寂しいんだけど…笑笑』


『すいません…泣なんかここ最近体調悪くてあんまりケータイ見てなかったんです笑』

文章ではこんなこと書いてたけど本当はそんなことなかった。普通にケータイも見てたしLINEもしてた。でも、友達に引き目があったのか拓篤先輩には送ることができなかった。
もう、思わせぶりなことしないでほしいって心から思った。好きな人いるって言ってたじゃんって。でも…内心嬉しがってる自分もいて、それがすごくいやだった。


『えっ…お前大丈夫か?笑』

『大丈夫ですよ(›´ω`‹ )もう平気です!!笑』

心配とかしないでほしい。先輩私の気持ちなんて分かってないよね?そうじゃないと私…。
その時に初めて事の重大さに気がついた。

もう拓篤先輩以外見えなくなってる。
友達への引け目とかもうどうでもよくなってる。私このままじゃ自分で制御できなくなっちゃうよ…。そう思っている時に限って神様は意地悪かった。

『今度会わない?』

この文字がきた瞬間に私の指は勝手に動いていた。

『いいですよ(^.^)』

この時の私はもう自分を制御できてなかったのかもしれない。