春、四月のわたし達の寝室。



「…ぁ…んん」

「もっと鳴けば?」


夜11時ぐらいの今は
私の喘ぎ声と淫らなぴちゃぴちゃ
という水音だけが響いている。



「んんっあっ…くっ…ん」

「脚、開けろ。」



私は彼の彼女なんかじゃない。




「ちゃんと鳴けよ?」


「あっ…んんんっああっ…ひゃぁっ」






ただの都合のいいオモチャだ。