駆け抜けた日々-The Best Swim Team-

「萌絵、最終レース,6コース。」
「えっ。」

磯谷は、驚いていた。
最終レースの6コース。そのコースを勝ち取ることも、決して甘くはない。
それに、スイミングスクールを辞めて部活でしか泳いでいなかった磯谷にしては、意外な結果だったのかもしれない。