駆け抜けた日々-The Best Swim Team-

「友希ちゃん!」

舞ちゃんに、名前を呼ばれた。今から謝られるのだろうか。
惨めだ。なんて惨めなんだろう。
そっと顔を上げると、目の前に舞ちゃんがいた。

「うわっ!」

驚いたのと同時に、腕を引っ張られる。
みんなの元に連れてかれていた。