駆け抜けた日々-The Best Swim Team-

「次は1Fr×50本で1'30だから絶対間に合うから間に合わんかったやつ本数足すからなァ!」
「えぃ!」

さらり、と口にに出されたメニュー
“1Fr×50”。

正直、中学の練習がどれだけこれに比べて楽かを思い知った。
更にコーチの言った絶対に間に合うという言葉は、俺たち水泳部全員の顔から血の気を引かせた。