駆け抜けた日々-The Best Swim Team-

サークルは比べ物にならない程短く、本数も比べ物にならない程多かった。
練習の種類も中学の部活なんかとは全然違う。強豪なだけあってコーチもとても厳しそうだった。

「オイコラお前らやる気あるんかァ!」
「タッチまでちゃんとやれやボケェ!」
「サークル回れとらんだろうがァ!こんくらい間に合わせろやァ!」

プールにコーチの怒声が響き、全員がきゅっと縮こまる。