駆け抜けた日々-The Best Swim Team-

「はいじゃあ5分間休憩!しっかり水分摂るように!」
「はい!!!!」

肩に力を入れてプールサイドに登る。水から足を抜き、プールサイドで寝そべった。

「やばい...キツい...」
「重力やばい...体めっちゃ重い...」

まだ初日のプル練までしか終わっていなくてこれからが本番だというのに俺たちはクタクタだった。

「周佑速ぇな。すげえ。」
「いや、そんなことねーよ。」

直人に言われたが真面目にこれじゃあ速いなんて言っていられない。