駆け抜けた日々-The Best Swim Team-

さっさと歩いてプールサイドから出る友希ちゃん。
まさか、諦めた?
そんなはずはない。
みんなが言葉を失っていると、すぐに何かを手に持って戻ってきた。

「先生、これ今提出します。」

友希ちゃんが先生に差し出したのは、入部届けだった。