毎日が楽しかった。

世界がキラキラしてた。

でも、でも…そんな世界は、一瞬にして崩れ去った。



どうして!!どうして父と母が事故に遭わなきゃいけなかったの!!
なんで、なんで私の両親なの!!!


父と母の顔や体は白い布で隠されていた。
その布を握りしめながら、私はただ泣きながらひたすら叫んだ。



なんで、こんなに世界は残酷なの?

その日を境に、世界がキラキラしなくなった。
いつも綺麗で大好きだった夕日も、今では灰色にしか見えない。


どうして、世界は幸せになるとその幸せを奪うんだろう。

神様なんているのなら私は訴えたい。




神様のサディストめ。
私達人間はマゾヒストじゃないんだ、どうしてこんな幸せを奪うんだ―