『実はわたし...地上にいる人としか、話ができないのです』

「それで 僕を地上に??」

レッキーが聞きます。

『はい。あなたに 話があったので...
レッキー。あなたは昼間 私と一緒に地上や空を明るく照らしていたのですよ
あなたがいなければ そのうち地上は真っ暗に なってしまいます
それに...
レッキー。あなたは みんなに見てもらえないと言っていましたね??
それは違いますよ』

「えっ?」

レッキーが不思議そうに 太陽を見つめました。