「あら、そ~う? なんなら章ちゃんに 電話掛けるよ? なんて名前やの?」 「ええです!結構です!」 あたしはその場を 逃げるように立ち去った。 …あの人だれなん? 章平の…なんなん? あたしの不安は積って行った。