「ねえ、美鈴はどう思う?」 急に話を振られ、ドキッとした。 「え・・・何が?」 「だーかーらー、私とあいつ、どっちが悪いと思う?ってこと」 「うーん・・・わかんない・・・」 「絶対あいつよ!ね?絶対そうでしょ!?」 っていうか、どっちもどっちな気がするけどな・・・ 弁当持っていくの恥ずかしいっていう坂本くんの気持ちもわかるし、乙女心満載の沙也加の気持ちもわかるし・・・ けど、長引きそうだから、ここは・・・ 「うん。そうだよね・・・酷いよね」 と言っておいた。 坂本くん、ごめんね。