地位も掴み、今ではこの辺で一番大きな組織を作り上げた。 頭も良かったことか、奇襲から守りまで完璧だった。 真っ向勝負では、先陣を切って突っ走り、引き際も見極めた。 下もそんなオレを慕ってくれた。 ただ、どんなに喧嘩が強くても、 地位があっても、 慕われてても、 真帆はもういないという事実には、変わりなかった。