Successful Failure -短編集-





「そっか」



そう言うと、山縣さんは、チラッと私の方を見て、



「じゃあ・・・もし、この坂・・・を足着かずに登りきったら・・・その時は・・・俺と・・・美鈴・・・俺と付き合ってくれ!」



確かにそう言った。



「え!?」



これって、今、私、告白・・・された!?



「だって・・・さ・・・この坂・・・足着かずに・・・登ったら、かっこ・・・よくね?」



いや、そんなことよりも何よりも・・・



「私達初めて会ったんだよ?あ、二回目か・・・いやでも、私、山縣さんのことよく知らないし・・・」



「俺さ・・・美鈴のこと・・・よく見たことあるんだぜ?・・・ほら、お前さ・・・よく、あの海来るだろ?」



「え!?そ、そうだけど・・・」



「その時から・・・さ・・・結構いいなって・・・思ったんだ・・・」



そんなことがあったなんて・・・
まさか、一目惚れってこと!?