Successful Failure -短編集-





「あの・・・大丈夫ですか?」



すると、男の子は、傷だらけで私の顔を見るなり、



「なんで邪魔するんだよ!!」



そう言ったのだ。



邪魔・・・



邪魔って何よ!!



せっかく助けてあげたのに・・・



そういう感情がフツフツと湧いてきたが、男の子が額から血を流しているのを見て、それは消え失せた。



私は、ポケットからハンカチを取り出し、それを海の水で少し濡らした。



それを男の子の額に当ててあげた。



「いて!!染みる!馬鹿!染みる!!」



男の子がそう言って暴れだすもんだから、私は、額をピシャンッと叩き、



「男の子でしょ!?これくらい我慢しなさい!!」



そう言って怒った。