Successful Failure -短編集-





大体、何?遊ぶ?



「それとも・・・何か大事なことする最中だったかな?」



女の子は、僕の手に持っている遺書を屈んで見る。



「いや、別に____」



慌ててそれを後ろのポッケに押し込んだ。



グシャッという音が二人しかいないせいか、クリアに聞こえる。



「じゃあ、良かった。これで遊べるね?」



女の子がニヤッと笑ったのを僕は見逃さなかった。