優子の部屋の前まで来た。 外から見ると、電気はついていない。 頼む、いてくれ、優子。 私は祈りながらインターホンを押した。 ピンポーン。 ・・・。 反応はない。 もう一度押す。 ピンポーン。 反応はない。 ダメ元でインターホンを連打した。 ピンポッ、ピンポッ、ピンポーン! ガチャッ。