また同じことを繰り返すって…

今日みたいに言われること!?

もうそんな辛い思いしたくない!

でも大和に恋愛を教えてもらうなんておかしいよ。

「やっぱり…」

「拒否権なし。今日からお前は俺の彼女。さくが好きな奴と付き合えたら、終わり。いいだろ?」

な、なにそれ!?

勝手なことばっかり言っちゃって!

それに、私が好きな人と付き合えたら終わりって何!

好きな人なんていないのに!

「よし、帰るか。ここ狭すぎ。腰痛い。」

トンネルから出るとあたりはもう真っ暗。

「ほら、手。」

差し出されるままに手を掴まれて。

なんで?

いきなりいろんなことが起こりすぎてわけわからない。

ぐるぐる考えていると家についていた。

大和は私を玄関まで連れて行くと、私の髪の毛をぐしゃっとしていった。

「明日っからが楽しみだな、さく。」

ぜんっぜんたのしみじゃなーーーい!

こうして私と大和のへんてこな契約関係は始まったのでした…