「とりあえず……理羅さんと雷志さんの分の拘束……俺等がやっちゃおうか。」
リーダー不在の時のまとめ役、 "然亥 秤" がそう言い
「あぁ、頼む。」
「私からも、頼みたい。」
と雷志と理羅が言う。
「何故 皆は、俺が変なこと言ったり 実際に何人も今まで殺したりしてきたのに……俺のことを避けたりしないのか⁇」
素朴な質問だった。
全員がそれぞれを見つめ合って、笑った。
「確かに、あれにはビビったけどさ……」
「あれだけでは、まぁ 見放したりはできない。」
「それに、取り憑かれてただけなら 向流に非はないだろ⁇」
「殺人も任務としてされられていただけみたいだし、それを楽しんでいたようにも感じられない。」
「誰だって、自分の命が惜しいのは同じだ。」
「そんなことだけで 嫌いになんてなれないし、見放す気にもなれない。」
「向流が俺等から避けられたいなら、それでいいけど……理由もないのに、向流を避ける必要もない。」
「お前の良いところは他のグループの奴等の100倍は知っている。」
皆一言ずつ言いたいことを言っていく……林猫を除いて。



