「release」
足枷も外され、手足ともに拘束がない状態。
もしかしたら、逃げ……
「逃げたら、林猫がどうなるか……考えておけ。」
そうだった、林猫が人質に取られている状態なんだった。
逃げようと思っていた俺には丁度いい脅し文句だ。
台車に乗せ、たくさんの道具を持ってきた衛兵。
裁判所の中央あたりに置かれた椅子に座らされ、俺の足首は椅子の足に固定された。
手首は椅子の肘置きのところに固定された。
「まずは、どうしよっかな〜♪」
覇悪が上機嫌になってきた。
こいつ、超がつくほどのサディストなんだよな……。
「よし、ペンチにしよう‼︎」
そう言って、覇悪は大きめのペンチを手にした。
「とりあえず、爪から〜♪」
鼻歌交じりでペンチを試しに動かした覇悪。
何かを確信したかのように、笑顔になる。
左手の小指に 覇悪はペンチを動かす。
……えぇー……と、イキナリ⁇
始めに、質問とかないの⁇
「えいっ♪」
「ん"あ"あ"あ"あああああぁぁぁ‼︎」
小指の爪が外された。
今までに味わったことのない、痛み。
痛みには慣れていたはずなのに、未だに 新しい痛み……というものがあることに冷静に驚いた。
そして、痛みを感じ 俺は叫んだ。
「まだまだ、序の口だぞ〜♪」
同じように、薬指から親指の4本、右手の5本も爪を外された。
「どうだ⁇」
「い"だい"……許して……くれ……」
今更、何かを乞うても 意味がない気がする。
それでも、言わずにはいられなかった。
「次は〜、1関節ごとに切断しようか〜♪」
……はぁ⁉︎手の指を⁇



