「俺の部屋のクローゼットの中。
探せば、あるはずだ。」
「……何で、その中にあるんだ⁇」
「……転送させたからだ。
刀を持ったまま逃げるのでは、効率が悪い。
目立ってしまう。」
「どうせ、バレてたけどな。
……衛兵、すぐさま 向流の部屋へ直行。
部屋を荒らしてもいい、早く 向流の言う刀を持ってこい。」
騎亜が衛兵に指示を出し、騎亜たち 裁判官の後ろに立っていた衛兵たちが揃って 敬礼をして、走って出て行った。
「……さてと、向流……これで 嘘だったら お前は即刻 死刑だぞ。
分かってんだろうな。」
覇悪が机に足を乗せたまま、話しかけてくる。
「分かっている、嘘じゃなかったとしても 人を殺してる時点で 俺は罰されるんだ。
同じだろ。」



