「んじゃ、11:00に。」
「……連帯責任とか、今回はないよな⁇」
裁判所から出て行こうとしていた理羅の動きが止まる。
「今回は 闇のリーダー全員 連帯責任を追うことになるだろうな。」
「俺のせいで……」
「お前は別に悪くない。
これもリーダーになった時から、覚悟はできていたことだ。
気にしなくていい。」
「そうは言っても……」
「次、そういうこと言ったら 顔面蹴る。」
怖え……。
「分かった、連帯責任……って言っても ほとんど俺だけだよな⁇」
「分からない、何せ こういうことは滅多に起こらないからな。
まぁ、終わる頃には死んだほうが楽だった……とかって思ってるのかもな。
その時はその時だ。
どうせ、あと1時間もしない内に裁判は始まるんだ。
今から、難しいことを考えなくてもいいだろ。」
なんか、楽観的なのが理羅らしい。
「そうだな。」
ドスー
顔面に蹴りが入った。
「だから……敬語を使えって言ってるだろ⁉︎」
「悪い悪い……じゃなくて、悪うございました。」
理羅はため息を吐いた。
「裁判までの間、寝ておけ。」
「この体勢で⁇
寝れるわけ……ん"んっ……」
突然 理羅に口を押さえられた。
ゴクリー
何かが喉を通った。
……今、理羅に口内に何かを入れられたんだ。
「睡眠薬だ。
しばらく、寝ておけ。」
次第に眠くなってきて、俺は眠りに落ちた。



