バンっー。
ドアを思いっきり体当たりで開け、そのまま 走る。
「あっ、さっきの悲鳴の犯人じゃねーのか⁉︎」
「逃げてる……ってことは、そうだろ⁇」
「とにかく、追うぞ!」
一般民の意見は、俺を追う……ということに決まったようだ。
それに至るまでの会話で俺は一般民の奴等と距離を置くことができた。
だから、まだ良かっただろう。
……そう思っていたのは、浅はかだった。
「そこ、止まりなさい‼︎
そうでなければ、撃ちます‼︎」
なんと、衛兵まで参加する大騒ぎへと発展。
……この近くに駐屯所があったとは、思っていなかった。
それとも、たまたま用事で来ていたのか⁇
まあ、それについては どうだっていい。
逃げ切ることができるなら。



