ドスンー。

騎亜の命令に従った衛兵のおかげで、俺は地下牢に放り込まれた。

地下牢は扉があり、そのまま階段になっているんだが……それを全てすっ飛ばして、俺は地下牢の床に叩きつけられた。

ガチャー。

手には、手錠を。
足には、足枷をつけられ、その2つは 鎖によって 繋がれている。

が、どうやら絡まってしまったらしい。

立とうにも、立てないので 俺は鎖を壊す。

鎖は、呆気なく壊れた。
のだが………。

カツン、カツンー。
という足音が此方に近づいてきている以上、大方 バレてしまっているのだろう。

キィー。

錆びた鉄の扉が開いた。

その瞬間、

バシンー。
という音が虚しいくらいにも地下牢の中で響く。