次々と挙がる手。
「今、立っている者 座りなさい。
時のグループで意見のある者、立ちなさい。」
天舛の一声で 3人が座り、5人が立った。
「惣葦から順にどうぞ。」
美祢が促し、1列に並んで立った5人の左側から話し始めた。
「向流を殺してはいけない、そう思います。
向流には、死 よりも苦しい重い刑を下すべきです。
ただ殺すだけでは 向流は反省しないでしょう。
学生時代もそうでした。
向流の学生時代、俺は学校の教官をしていました。
向流は飛び抜けて、成績優秀でした。
が、それと同時に 最悪の不良生徒でした。
何度も何度も同じことを言われ、何度 ペナルティを課されても、向流の生活態度に何も変わりはありませんでした。
いつもタチの悪いイタズラばかりし、時には裁判沙汰になる程のものもありました。
そうして、罰を与えられても しばらくすればそんなこともケロッと忘れて また同じようにタチの悪いイタズラを繰り返す。
そんな生徒が、歳をとったとしても何も変わりません。
三つ子の魂百まで……、幼い時からある癖は抜けないんです。
そんな向流には、死をもって……ではなく、身体で分かり示すような刑罰が相応しい、そう思います。」



