「試煉が言いたいことは分かります。
しかし、本当にそうなのでしょうか⁇
向流には、意思が残っていたのでしょうか⁇
風の噂程度しかありませんが、御影さんはかなりレベルの高い心理魔術者だったと聞きます。
それが本当なら……御影さんは完全に殺人の時 向流の意識を乗っ取ることができたでしょう。
俺の意見も憶測ばかりで、真実なのかどうかは分かりません。
しかし、それを言うなれば 試煉の意見も同じです。
向流はこの闇世界を変えていくことができるほど、新しい考えの持ち主です。
そんな大切な人材をここで殺してしまうのは、この世界にとっても勿体無いことだと思います。」
スーと挙がった新しい手。
「私も意見、よろしいでしょうか⁇」
そう言ったのは、光のメンバー 安羅。
美祢が頷き、安羅が立つ。
「私は、然亥と同意見です。
向流を今 ここで殺すべきではないと思います。
攻めて……そうですね、魔力剥奪の後 闇世界から数年追放くらいが良いかと思います。
確かに、試煉の意見も分かります。
殺人は許されることではない。
しかし、御影さんのコントロール下にあったなら……話は別だと思います。」



