「発言、よろしいでしょうか⁇」
然亥が手を挙げた。
天舛が頷き、然亥は立ち上がった。
「向流にはどうか、死刑以外の刑に処して頂きたいと思います。
確かに向流は罪を犯しました、我々の仲間を殺しています。
けれど、それは 全て 御影 禅に操られていたからであり、決して本人の意思ではありません。
ですから、死刑以外の刑に処してやってください。」
然亥はそう言い放った。
「俺は反対です‼︎」
立ち上がったのは、時のグループのメンバー 試煉。
「何故だ⁇」
免李が聞き、試煉は立ち上がった。
「人に操られていたから、そんな理由で殺人は見逃せません。
操られていたとしても、そこには自分の意思が残っているはずです。
それなのに、自分の意思など持たずして 殺人を犯した……それは、向流が悪い。
僕はそう思います。」
「試煉‼︎
またお前は……」
然亥が口を開いたが、
「然亥、喋る許可を与えていないぞ。
超越者だからと言って、奴隷区行きはなかったことにするつもりはないぞ⁇」
天舛に注意をされ、
「……すみません。」
深々と頭を下げ、謝った然亥。
「分かればいいんだ、さぁ 意見を聞こう。」
美祢が言い、然亥は話した。



