「……爽の頭からだ。」 「とりあえず、病院に連れて行くけれど、児嶋君は授業に戻りなさい。」 先生は、爽を車に乗せながらそう言った。 「嫌、俺もついていく。」 海斗が1回 何かを言い出すと言うことを聞かなくなることを先生は分かりきっていたから、 「なら、早く乗りなさい。」 と言った。