桜龍の奴等


「せんせー。」

海斗は爽を保健室まで連れて行った。

「児嶋君じゃない。どうしたの⁇」

「コイツ、寝かせてやってほしい。」

海斗がそう言い、保健室の先生は 爽に視線を注ぐ。

「……‼︎

児嶋君、シャツに血が……。」

海斗は、そう言われて初めて気がついた。