桜龍の奴等


まず、海斗はガムテープを外した。

そのあとにロープを解いた。

「立てるか⁇」

という海斗の問いに首を横に降る爽。

海斗は、爽の腕を自分の肩に回して 爽を立たせた。

「うっ……。」

とうめき声をあげながら、爽は立ち、

「悪い、保健室まで連れて行ってくれないか⁇」

と頼んだ。